あなたに向いた素敵な仲間のつくりかた【劇的エレコラボコミュニティ編】

2019年6月23日

コミュニケーション力を高めることの大切さはよく聞きますが、具体的にコミュニケーション力ってどのように高めるものなのでしょうか。
私は本を読んだりして学んでいますが、聞いたり読んだりすることよりも実際に体験する方が理解できます

毎月開催されている、エレメンツコードと演劇活用法を通してコミュニケーションを学ぶ劇的エレコラボに参加してきました。

心と体を使って全力でコミュニケーションを学ぶ3時間

エレコラボ

イベントの前半が林原琢磨さんによるエレメンツコードを使ったワーク。
(エレメンツコード…約50の質問を通し、自分が今何を感じ、どうなりたいのかを
チェックし、グラフや数値化する心の健康診断。)
後半が、実生活に演劇の力を取り入れることでコミュニケーションを改善する演劇活用法を使った体験型ワーク。

コミュニケーションは人生永遠の課題

ビジネスや恋愛など毎回変わるのですが、今回のテーマは「仲間の作り方(コミュニティ編)」。
職場でも家でもない場所で繋がりを作るサード・プレイスが注目を集めていますが、
「仲間の作り方が分からない」
「周りの人と合わない」
「どうやってコミュニティをつくったらいいか分からない」
仲間は作りたいもののどうしたらいいのか分からない、周りの人と合わないなど仲間やコミュニティの作り方、やり方で行き詰まってしまうものです。

会社の退職理由のほとんどが「人間関係」であったり、人とのコミュニケーションや生きていくうえでの永遠の課題ですね。

退職理由のホンネとタテマエ会社に伝えた退職理由は「家庭の都合」、実際は…?

まずは自分の現状のグループと理想のグループを知る

エレコラボ

自分の理想のコミュニティを作るためには、まず、そもそも自分にとってどんなグループが理想なのか。そして、どのように理想のグループを作るかを知ることが必要です。

エレコラボ

エレメンツコードの簡易診断で質問に答えていくことにより、自分が潜在的に持っている性質、今所属しているグループや自分の理想のグループが数値化され、グラフにすることで可視化されます。
自分の理想と現状照らし合わせ、一致していればストレスなくいられる環境ですし、ギャップがある場合どこか無理しているということになります。

グループの2つのタイプ「チーム」と「コミュニティ」

エレコラボ
人が集まるとグループが形成されますが、グループのタイプをメンバーの所属基準や傾向性で大きく分けると「チーム」と「コミュニティ」と呼び分けることが出来ます。

チームは会社のプロジェクトチームやイベントのスタッフグループのように、明確な目標や目的を持ったバイタリティある人が集まり、結果を出すことが求められる。
コミュニティは、学生時代の集まりやママ友など、気の合う仲間たちが居心地の良さを求めて集まるグループ。

この分類を見て感じたのは、逆もそうですが「チーム(会社のプロジェクトチームやイベントのスタッフグループ)」に「コミュニティ」を強く求めている人が入ると成果や結果が出にくいなど、性格やニーズに合わないと上手くいかないのではないかということ。自分がリーダーとなってチームを築きたいときに、相手の求めていることを正確にくみ取り、「自分のチームのプラスになるかどうか」や「相手のニーズに合致し、ストレスを感じないか」を考えてメンバーを選ぶことが大事なのではないかと思いました。

属性別やる気の出る褒め言葉とやる気をそぐNGワード

エレコラボ

昔からよく聞く言葉で「自分がやられて嫌なことは人にするな」という言葉があります。
小さい頃から大人によく言われてきたし、その通りだと思ってきました。

琢磨さんから言えば、半分正解で半分間違い。
相手は自分とは違う人間なのだから自分が喜ぶことや嫌なことが相手にとって同じかどうかは分からないのです。
相手がどのエネルギーの人かを見極め、自分と違うのであれば自分が喜ぶ言葉をかけない。同じであれば自分が喜ぶことをすればよい、とのことです。

エレコラボ

私は火属性(論理)の人間なので、抽象的に褒められても心から喜ぶことが出来ません。
人を褒めるときはとにかく「具体的に褒めること」が良いと思っていましたが、人それぞれ言われてうれしいことやストレスを感じることが違うことを学びました。

爆発的にコミュニケーション力を上げるカギは非言語コミュニケーション

琢磨さんのワークが言語コミュニケーションについてのワーク、レゴさんの演劇活用法のワークは非言語コミュニケーションを高めるワークです。

コミュニケーションは言語コミュニケーションと非言語的コミュニケーションに分けられます。
言語:情報
非言語:感情、表情、接触、空間、動き、音声、外見、色彩、臭い
メラビアンの法則にもあるように、話し手が聞き手に与える影響は90%が視覚、聴覚情報が占めています。表情や空間、動きや音声に気を使うことがコミュニケーションにおいて何より重要なことが分かります。

真剣に聴いているのに怒っているように思われてしまう、
嫌だからやめてほしいのに笑いながら伝えたから喜んでいると思われてしまう、
感情が間違って伝わってしまうと損してしまう場面は多いのです。

コミュニケーションのVQC
V(バリエーション)…表情や音声などのバリエーションをいくつ持っているか
無表情とは表情に変化がないことで、ずっと笑顔であるのは無表情である。
Q(クオリティ)…笑顔がぎこちない、小声でしゃべるシーンで声を落とせないのは表情や音声のクオリティが低いということ。
C(チョイス)…その場に合わせて表情や音声などをチョイスできるか。

V(バリエーション)を増やし、Q(クオリティ)を高め、C(チョイス)できるようにする。どれだけその場に応じて非言語コミュニケーションを変えていくことが出来るのかが大事です。
演劇活用法を通して、VQCをレベルアップできるのがレゴさんのワークです。

話を全力で聞いている気になっていないか

体験を通して学ぶことがいちばんなので、実際に参加することで感じてほしいのですが、今回のワークで一番印象に残ったワークをご紹介します。

コミュニケーションにおいて「話すこと」よりも「聞くこと(傾聴力)」が大事であることは、いろんな本などで語られています。
ちゃんと最後まで話を聞けない人の語ることは誰の耳にも通らないのです。

しかし、聞くことの重要性を理解していても、聞くことに全力を傾けられている人がどれだけいるでしょうか。
「人は聞くときに相づちと声に頼りがち」と言われて、自分も確かに思い当たる節があると気づきました。
聞くことの重要性に気づいてから、相づちやリアクションに気をつけるようにしてきましたが、相づちを打っていれば話す相手が安心すると思い込んで、理解してなくてもとりあえず相づちだけ打っていることがあるなとドキッとしました。
ワークでは、相づちや発声を禁止し、「目」だけで聞く。
普段は相づちや声に頼っているのでどうしても相づちを打ってしまうし、人の話を聞くときに目まで意識を向けられていないことを痛感させられました。

人の話を全力で聞く、これがコミュニケーションの第一歩ですね。

コミュニケーションを心と体で学ぶ

言語コミュニケーションと非言語コミュニケーション、心と体、コミュニケーションを両面から学ぶことが出来ます。聞いて納得し、書いて可視化し、動いたり話すことで体験するので非常に頭と体に残りやすいです。

次回開催(予定)は6/9(日)19:00-22:00
テーマは恋愛編です。

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