メトロ朝活・職場の人間関係をよりよくするコミュニケーション講座

仕事の基本はコミュニケーション。
どんなに仕事ができてもコミュニケーション力がなければ
仕事ができない人とほぼ同等の扱いになる。
それくらいコミュニケーションは大事です。

私の今までの仕事の退職理由も、仕事で深いショックを受けたときも
だいたい人間関係のトラブルです。

逆に今は正直単調作業のルーチンワークなのですが
人間関係が良好なのでなんだかんだ楽しめてしまうんですよね。
極端な話どんなに仕事がつまらない内容でも
人間関係さえよければ会社に行くのが楽しみになるので
仕事がもともとできなくても自然と出来るようになっていくのではないかと思います。

そんなコミュニケーションを通勤前にさくっと学べる場があります。

東京メトロ×ストアカのメトロ de 朝活を知っていますか?

永田町駅のEchika Fitで水曜日の朝にワークショップを行っています。

通勤前の30分という短い時間に朝ごはんを食べながら
コミュニケーションや話し方などについて学ぶことが出来ます。

ずっと気になっていたので参加してきました!

サンドイッチ、ドリンクは飲み放題

メトロ朝活

オレンジジュースなどセルフサービスでワークショップ中もおかわりできます。
とは言っても30分の中にワークが凝縮されているので
飲み物をお替りしている余裕などないのですが…。

メトロ朝活

たまごとツナのサンドイッチをしっかり食べられるのもうれしいです。
ただこちらもそんなにゆっくり食べてる時間はないので
早めに来て食べてしまうのをお勧めします。
(15分前くらいから入ることが出来ます)

7時30分からという早い時間の中、
12人の参加者が時間通り集まりました。

ポジティブな言葉の引き出しを掘り出すアイスブレイク

まずは参加者同士の緊張をほぐすミニゲームです。

4人1組のグループになって、ハイタッチをしながら順番に
「ポジティブな言葉」を言っていきます。
ポジティブな言葉は何でもOK。
「楽しい」「嬉しい」「やった」「かわいい」「お酒(?)」などなど。

普段全く人を褒めていな人などはこんな簡単なゲームをしても
言葉に詰まって何も出てこないそうです。
「ありがとう」「君のおかげ」「助かってる」…
部下を褒める言葉なんていくらでもあります。
褒める言葉の引き出しは大事ということが学べるワークでした。

「さかなをかいてください」

講師の方が「私がこれからあることを申し上げますので、
“言ったとおり"に書いてください」と案内します。

「さかなをかいてください」

参加者は魚のイラストを描いたり、「魚」という文字を書いたり…。
でも実は、「さかなをかいてください」と書いてほしかったのです。

つまり、コミュニケーションは自分が主体ではなく相手が主体。
相手に言ったことが伝えたことではなく、
相手に伝わったことが伝えたことです。
これを理解していないとコーチングやリーダーシップを学んでも全く意味がありません。

話し手は「100」の情報を伝えようと思って一生懸命練習して準備しても
口というフィルターを通すと「80」になってしまう。
聞き手が真剣に聞いていても耳というフィルターを通すと「80」しか受け取れない。
つまり、8×8=64で自分の情報は相手に届くときには「6割」くらいになってしまうかもしれない
と思っておくとコミュニケーションのミスショットは減ると言われています。

思い込みの排除

次のワークは2人ペアになり、それぞれに青い紙とピンクの紙が渡されます。
紙には枠囲いの中に違う図が書かれているので、
コミュニケーションを取りながら自分の図を相手の紙に書いてもらうワーク。
コミュニケーションはボディランゲージでも言葉でもなんでもOK。
相手に自分の図を見せないことだけがルールです。

「右から2マス目から始まって、4マス目まで直線、真ん中らへんに図形が来ます」
などと口頭で何とか伝えようとするのですがなぜかかみ合いません。

それもそのはず、お互いが見ている紙の枠の中のマス目の数が全然違うのです。

1.情報の共有化が不可欠
 価値観の共有・思い込みの排除が大切
2.言葉だけではない
 非言語コミュニケーション
3.「言ったつもり」「伝えたはず」
 受け手に理解されなければただの独り言

「ちゃんと伝わっているだろう」「これくらいわかるだろう」
そんな思い込みからコミュニケーションの歯車はかみ合わなくなるんですね。

言葉が相手に与える印象

1.話の内容(ことば)7%
2.声の大小・イントネーション(話し方・言い方→聴覚) 38%
3.身振り・態度・表情・視線(ボディランゲージ→視覚) 55%

ちゃんと挨拶をしていても声や態度がついていっていないと
相手には伝わりにくいのです。
はっきり言う、相手を見る、表情態度を添える、相手に関心を持つことが大事。
聞く時も同じで、相づちを打つ、復唱する、最後まで聴く。

人の話を最後まで聞くことは得意ですか?

・話を聞いているうちに、勝手に読心し、決めつけ相手の話を遮る。
・人間の脳は聞きたいことしか聞かない・聴けない仕組みになっている。
・人は聴くことよりも話すことを好む。
・相手に考えさせるよりも、教えることを好む。
・忙しい。

誰でも「聴くこと」より「話すこと」の方が大好きなので、
私もついついちょっと聞いたらどんどん自分のことを話してしまいます。
自分が相手のことをまず理解しないと、相手も自分のことを理解してくれません。

より良い人間関係作り 人は4つの「タイ」を持っている

・褒められタイ
・役割を果たしタイ
・成長しタイ
・好かれタイ
 →話を聴いてもらいたい

◇人は誰でも"自分の存在を認められたい"
◇人には心の栄養(ストローク)が必要。

円滑なコミュニケーション
・あいさつする
・名前を呼ぶ
・笑顔やうなずき
・メールにクイックレスポンス
・ほめる(その場ですぐに)
・素直に(率直に)自己表現する
・感謝する
・話を聴く など

日本人は褒められるとつい「いえいえそんな」と返してしまう。
褒められたら「ありがとうございます」と言って素直に受ける。

自分のことだけを考えるのではなく、相手のことを考え、
その時の一番良い対応をしようとすることで、
自分の個性が輝き、「コミュニケーションが輝く」のです。

朝は仕事の前に学びとエネルギーを吸収しよう!

永田町駅の他にも現在、メトロ朝活は表参道、大手町など
様々な駅で幅広いワークショップを開催しています。

たった30分という短い時間の中で大切なことが学べる
とても良いワークショップでした。
ただ言葉だけで伝えるだけではなく、
実際にワークという体験を通して学ぶので納得度が全然違います。
気になる講座があればぜひ参加してみてください。

東京メトロ×ストアカ「30分でまなべる!ビジネスパーソンのためのメトロde朝活」

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小西 真和 (こにし まな)

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